目次
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第四章 生活と民俗の地域的展開
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[附録・あとがき]
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第拾五章 銭亀澤村
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第三節 沿革
大字志苔村
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日持
上人ガ陸奥ヨリ渡リテ志苔濱ニ上陸スルヤ、豫テ船中ニテ彫刻セシ八大龍王ノ立像八体及祖師ノ立像二体ノ中、其ノ一体ヲ窃ニ志苔城下ニ埋メシニ、城主小林三左衛門奇夢ニ感ジテ法華教ニ帰依セリ云々ノ一説ニヨリ察スルニ其開始ハ實ニ
石崎
村ト相前後シテ最モ古キモノヽ如シ。初ハ志濃里、又ハ志法ト称セシガ其後現今ノ下湯川村ト合併シ志海苔村ト改メ、寛政拾弐七月、海ハ入会ヒニ、陸ハ字瀬戸川ヲ以テ村界ト定メ分離シテ銭亀沢村ニ属ス。
明治七年開拓使ノ際、志苔村ト改称し、明治丗五年四月、二級町村制施行セラレテ大字トナル。