(4) 豊浦、大澗、女那川地区

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 図3−16に豊浦・大澗地区と女那川地区の等深線(2メートル間隔)を示した。
 豊浦・大澗地区の等深線は複雑に入り組んでいる。1〜7線にかけては平磯が発達しているが、1〜2線の平磯の沖は水深5〜9メートルと急深になっているが、3〜7線にかけては水深1〜2メートルである。水深6メートル線は1線−110メートル、4、5線−600メートル、10線−180メートル、15線−330メートルを走り、4線から8線と11線付近にかけてはやや遠浅となっている。この6メートル等深線を過ぎると8メートル、10メートル等深線が密になり急深となる。しかし、6線から11線の距岸100〜300メートルの範囲は、水深6〜8メートルの起伏が多くある。13〜15線にかけての等深線はおおむね海岸線と平行に走っている。女那川地区の等深線についてみれぱ、8メートル等深線までは距岸距離110〜160メートルでほぼ海岸線と平行に走っているが、10メートル以上の等深線は起伏が多くなる。女那川地区の海底勾配の状況は4線の13.5/450(3.0度)から8線の14.7/250(5.9度)の範囲にあった。

図3-16