漁業不振にともなう漁業協同組合の経営整備確立と事務の伸長を集中的に推進するために、戸井漁業協同組合と原木漁業協同組合とが合併して、新しく東戸井漁業協同組合を設立することになった。
事務所は本所を戸井町字館町二一番地(旧戸井漁業協同組合)に、支所を戸井町字原木一四番地(旧原木漁業協同組合)に置く。
昭和四〇、 四、二六 東戸井漁業協同組合の設立総会が開かれ、初代組合長に丹羽和八が選ばれた。
昭和四〇、 五、 一 東戸井漁業協同組合規約並びに東戸井漁業協同組合定款が定められ、この日より施行された。
昭和四〇、 五、一四 東戸井漁業協同組合設立の登記が行なわれた。組合員四一七名で、組合職員は一七名。
昭和四〇、 八、 五 事務所改築工事終了。
昭和四一、 一、一〇 東戸井漁業協同組合の臨時総会が開かれ、次の役員が選出された。
組合長理事 宇美 藤蔵
専務 理事 佐々木 平吾
理 事 丹羽 和八 佐藤 可也
池田 四男 桜庭 藤三
山崎 要 遠藤 成明
堀田 善美
監 事 佐々木 善四郎 佐々木 兼松
畠山 晴太郎
昭和四一、 四、二三 船外機取扱説明会が行なわれ、船外機の導入が増大した。
昭和四一、 五、二三 束戸井漁協婦人部結成大会が行なわれた。
昭和四二、 五、 七 弁才町地区共同集荷所建設。木造一棟(一八坪)四九五、七三二円
昭和四二、 六、二〇 有線放送施設(戸外スピーカー)完成。施設費 一三四九、〇九三円
昭和四二、 七、一〇 戸井高校のり礁造成事業実施。
昭和四二、 九、一〇 自動車車庫建設。木造(一〇、五坪)、建設費二九万円
昭和四二、一二、 五 漁船用補給施設(給油タンク)完成。施設費九三八、四六六円
昭和四三、 二、一八 事務所一部改修築
昭和四三、 三、 七 乾燥機指導説明会が静岡で開催され戸井からも出席。この頃乾燥機が各漁家に導入され、海藻類の生産は天候により作用されることが少なくなった。
昭和四三、 四、二〇 京浜共同集荷所新設。プレハブ造(一七・五坪)等施設費五〇万円
昭和四三、一二、二二 彰丸海難事故
昭和四四、 一、 九 臨時総会に於いて次の役員が選出される。
組合長理事 宇美 藤蔵
理 事 丹羽 和八 山崎 要
〃 池田 四男 藤本 芳孝
桜庭 藤三 遠藤 成明
石原 石太郎 堀田 善美
監 事 佐々木 善四郎 畠山 晴太郎
佐々木 兼松
昭和四四、 四、二五 荷捌所及び給油施設落成式
昭和四四、 七、一三 戸井漁港投光器設置。(鉄製ボール、水銀灯)、施設費一五、一二五円
昭和四四、 七、三〇 ソ連こんぶ輸入阻止漁民大会が行なわれる。
昭和四四、 八、 五 東戸井いか釣船団結成。
昭和四五、一二、一四 東戸井漁協、戸井西部漁協たこ入会操業協議会。
昭和四七、 一、 八 総会に於いて次の役員が選出される。
組合長理事 宇美 藤蔵
理事 石原 石太郎 丹羽 和八
堀田 善美 桜庭 藤三
山崎 要 佐藤 可也
藤本 芳老 遠藤 成明
監事 佐々木 善四郎 畠山 晴太郎
斉藤 藤雄
歴代組合長
初代 丹羽 和八 自昭和四〇、 四、二六
至昭和四一、 一、 九
二代 宇美 藤蔵 自昭和四一、 一、一〇
至 現在
役員(昭和四七、 一、八現在)
貯蓄推進委員
会長 佐藤 可也
副会長 山崎 末松 四戸 竹松
事務局長 斉藤 政雄
漁業権管理委員
委員長 大江 栄作
副委員長 佐藤 栄太郎
購売推進委員
委員長 山崎 要
副委員長 四戸 竹松
漁業指揮者
元旗(原木地区) 佐藤 礼太郎
元旗(戸井地区) 和田 金三郎
青年部
部長 羽柴 修一
副部長 佐々木 善則 鳴海 唯一
婦人部
部長 宇美 みつえ
副部長 藤本 いよ 宇美 ゆき子
船団
船団長 鳴海 唯正
副船団長 古一 武次郎 水戸 武光 羽柴 修一
実行組合長
原木町 藤本 義雄
二見町 佐藤 礼太郎
京浜町 山崎 末松
西浜町 大浅 操
館 町 和田 金三郎
弁才町 西崎 勝雄
業務内容(昭和四五年度)
信用事業
貯金額 一七六六二三、七〇〇円
貸付金 七七五六八、四五三円
借入金 六五三六八、四〇六円
購買事業
購買品取扱高 三二六五、六七二円
販売事業(合計一五二二六四四㎏、三八四七二一、七八八円)
海藻類 四一四四六三㎏、二三七七五九〇一五円
(ちがいそ、わかめ、まこんぶ、がごめこんぶ、がごめ雑こんぶ、みづこんぶ、みついしこんぶ、その他雑こんぶ、ぎんなんそう、てんぐさ)
するめその他 二七二〇六㎏、二五〇〇〇七一七円
鮮魚類 三二三五六㎏ 二七五四七、一三四円
(ます、そい、たら、かれい、ひらめ、ほっけ、ぶり、すずき、あぶらこ、さんま、いわし、こうなご、さめ、かすべ、まぐろ、雑魚)
貝類
うに 三九二〇五㎏ 一五四九二、五二五円
あわび 四七九㎏ 二六四、一〇六円
その他
鮮いか 六六七三八七㎏ 五八七三五、二七四円
たこ 四七六一三㎏ 八九二五、八二一円
ふのり 二七三五㎏ 九九七、一九六円
利用事業
貨物自動車 一二一、一三七円
貯氷庫施設 九三、五五〇円
指導事業
教育情報関係、繁殖保護関係、漁業権管理関係、営業指導関係、海難防止関係、共済保険関係
有形固定資産
事務所(本所及び支所)、共同集荷所(館町、弁才町、浜町)、車庫、水揚荷捌所、船捲揚施設、有線放送施設、簡易貯氷庫、漁船用補給施設、投光器施設、軽四輪車、小型四輪車、大型金庫、宅地(館町、弁才町)、雑種地
外部出資先
道漁速、道信漁連、信用基金協会、道漁業共済組合、農林中央金庫、北海道漁業公社、渡島北洋漁協組、函館水産物KK、函館信用金庫、函館米穀KK