昆布資源の回復

558 ~ 558 / 1354ページ
 その後、日本経済が戦後の混乱からようやく落ち着きをみせはじめた昭和二十七年から椴法華村では、漁業組合を中心に道や村の援助を受け実行された岩礁破砕や漁民の協力による磯掃除、更に漁協による昆布漁着業資金の貸付などにより昆布漁の振興がはかられた。
 こうした漁協と村民の努力により、昆布漁場は次第に改善され、昆布漁業従事者が増加したこともあり、豊凶によって生産額に差はみられるが、年々その生産額が増加していく傾向が見られるようになった。

昭和49年 天然昆布の採取