英人ブロウトンの日誌(要約)

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               (二度目の蝦夷地周辺探険の時の日誌・噴火湾と名付けた人物)
   一七九七年八月十一日、正午間もなく、風は南向きに変わった。恵山岬は、南三十七度、西、岬に続く岸は西南西の方向、陸より距離は三ないし四リーグ沖、天気変わり易し、正午南十五度西に恵山岬、それを先に日本本土が伸びている。(中略)八月十二日六時三十分、南八度西に日本の高い山と恵山岬あり、天候は不安定、風が追い風なので進路を港内に向ける、七時三十分南に恵山岬、風の都合がよいので進路を絵鞆港(室蘭)入り口に向ける。