目次
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第十二編 災害
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第二章 噴火・津波・その他
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第二節 昭和時代の噴火・地震
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一 戦前の噴火と津波
昭和四年の駒ヶ岳大噴火
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昭和四年六月十七日、駒ヶ岳大噴火、このようすを昭和四年六月十八日付の『函館日日新聞』は『
椴法華
の降灰三寸、鶏卵大の小石も交つて』という見出しに続き『
椴法華
電話、十七日午後一時半頃より砂混じりの小石など降下し旣に三寸程堆積してゐる石も鶏卵大のものもあり相當被害も多い模様である』と記している。
また『駒ヶ岳爆発災害誌』によれば、次のように記されている。
水産
昆布
七万七千八百五十円
昆布
以外の海藻 一万二千七百五十円
沿岸漁獲物 七千九百三十二円
復旧費 十一万九千九百四十七円
計 二十一万八千四百七十九円
昆布
の減収は昭和六年迄を見積り、其の他は旣往五箇年間の収穫平均の三箇年分を見積ったものである。損害集計二十二万九千七百九円、
昭和4年6月17日 駒ヶ岳噴火
(新聞は6月18日函館日日新聞)
椴法華
村降灰石量三寸損害