初穂丸の遭難

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 大正四年一月二十三日、室蘭より硫黄二千二百四十三石を積み新潟へ向け航行中の汽船初穂丸百九十九屯、尻岸内沖合で暴風雪のため船底に裂傷を受け浸水はなはだしく、航行困難となるが、船員一同必死となり排水に努め二十四日午前零時三十分、かろうじて函館に入港(函館毎日新聞)