目次
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第十二編 災害
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第三章 海難事故
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第二節 明治以後の海難事故
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二 大正時代の海難
第二礦運丸の沈没
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大正十一年六月九日 函館新聞
濃霧の為め第二礦運丸沈没
區内
大町
渡島
汽船會社所有船第二礦運丸(八〇噸)は七日亀田郡
臼尻
村から鮮魚を滿載し函館へ向け航行中午後四時半頃惠山沖に差掛るや激浪と濃霧の為め針路を誤り戸井村磯谷濱へ乘り上げ東風と激浪の為めに遂に沈没。幸に人命には死傷なし急報に依り東京海上保險會社函館支店より社員現場に出張せるが保險金は同會社に五千圓附しあり。