御収納取立帳 弘化5年
御収納取立帳 弘化5年
御収納取立帳 弘化5年
畳のほこりに染まり、太い縫い針で一寸刻みのように穴だらけの古い和紙を一枚、一枚整理してみた。判読できるものを拾い読みしていくと、
弘化四未年(一八四七)家数
椴法花 廿軒
木直し 九軒
尾札部 十五軒
川汲 廿二軒
(計 六六軒)
嘉永二酉年(一八四九)鱈歩役
尾札部
入稼 拾九人
木直し 拾三艘
古部 廿七艘
年
椴法花 弐拾軒
木直し 拾軒
尾札部 十五軒
川汲 二十壱軒
文久三年
ヲサツヘ 鱈釣船
十五艘半
入稼 百七拾壱人
御収納 金七拾八両五百三拾〆四百文
外ニ 四〆四百六拾八文
当時すでにヲサツベには村網があり、夏役とある。古部にも村網があった。飯田屋与五左衛門は鰤網漁をやり鰤網役を納めている。
また、オサツヘ 土人役 拾〆弐百文と記している。