目次
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第六編 漁業
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第一章 郷土の漁業
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第一節 昆布漁業
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史書と昆布
松前随商録
605 ~ 605 / 1210ページ
寛政末(一八〇〇)頃に記された松前随商録に、「ヲサツベ 新井田金右衛門支配」とある。寛政は新井田孫三郎の世代であり、襲名していたのかもしれない。
元禄・享保の頃、新井田知行地で
昆布
の商場として入稼ぎが多かった。
随商録にはヲサツベの「出産・
昆布
・苔・鰊・イリコ・干鱈・カシヘ(べ)
運上金
百弐拾五両」で「安永中金弐百廿両」とある。「
千嶋
第一之
昆布
出る。」
小名(小字の地名)のあとに「ヲサツ・ケンイチゟ(より)イタキ迄 長濱ト言(いう)。」とある。