目次
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第六編 漁業
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第一章 郷土の漁業
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第四節 鰮・鰊漁業
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鰊漁業
松村政太郎翁(明治三七生)談
982 ~ 982 / 1210ページ
明治末から大正のはじめ頃、
尾札部
見日の〓杉林家でニシン網を経営した。前浜に大きい魚坪(なつぼ)を築(つ)いで貯蔵した。
〓松村家でもニシンの建網を経営した。
木の又枝(マツカ)に土俵をつけて、要所要所に入れて網型をつくった。錨も木の錨(イカリ)だった。
ここの海の漁が終わると、八雲へ「追いニシン」の漁にいった。胴船(どうぶね)に網を積んで櫂漕(か)いで、
野田追
の場所へいった。木直も二、三軒、
野田追
にいって漁をした。