万畳敷地区草地改良事業計画概要

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昭和四五年九月、北海道電力株式会社に対し提示した資料
  北電社有地に設置予定の施設の種類及び、その利用計画

(表)(一)道路


(表)(二)雑用水


(表)(三)電気導入


(表)(四)隔障物


(表)(五)基地及び家畜保護施設

 万畳敷地区草地改良事業計画概要
一、土地利用の全体計画
 イ、土地利用の基本構想
   本地域は畜産振興事業を積極的に推進し、昭和四二年には一部市町村が肉用牛増殖地域の指定を受け食肉需要の増大と肉牛供給地となるための一環として渡島支庁管内関係市町村の肉牛繁殖基地として開発するもので草地造成七〇〇ヘクタールを行い肉牛夏期一、六〇〇頭冬期二三〇頭の年間育成を行うと共に肉牛飼養農家に乾草一、三八八トンの供給を行うものである。
 ロ、万畳敷地区造成及び利用計画

(表)土地利用計画


(表)


(表)


(表)イ 所要事業費

  ロ、土地取得希望価格(案)
    北電社有地  ヘクタール当   一八、〇〇〇円
        四三六ヘクタール 七、八四八、〇〇〇円
  ハ、土地取得資金支払計画
   財源   北海道市町村振興基金を充当す
        年三分五厘 七年償還二年据置
三、買収者及び買収の時期
  イ、買収者  一部事務組合あるいは南茅部町鹿部村
  ロ、買収に対する書類上の同意を用する期日    昭和四五年九月三〇日
  ハ、同上契約期日  昭和四六年一〇月三〇日
四、造成後の牧場の管理経営計画
  イ、管理主体
    関係市町村が構成する一部事務組合
  ロ、牧場の経営収支

(表)(イ)収入  八三、二六〇、〇〇〇円


(表)(ロ)支出  八三、二六〇、〇〇〇円(最大年額)


(表)牧場造成経費年度別負担額(ハ)同上差引 八三、二六〇、〇〇〇円-(マイナス)八三、二六〇、〇〇〇円=(イコール)〇円

 
 牧場造成経費年度別負担額
 昭和四四年七月一七日、一市八町三村による万畳敷地区草地開発推進協議会が発足(これまでの期成会を解散)。
 会長に南茅部町長米田陽が選任され、事務局は渡島町村会、事務総括は渡島支庁とし、南茅部町と鹿部村は事務補助とした。
 昭和四五年には草地改良事業計画概要(別表)が策定される。
 支庁・道・開発局との協議がすすめられ、昭和四六年七月二日、札幌での協議の帰途、会長であった南茅部町長米田陽が搭乗した東亜国内航空「ばんだい号」が遭難、殉職した。
 万畳敷開発促進運動に大きな衝撃を与えたが、引き継いだ佐藤貞勝町長(前助役)は精力的にこの推進に当たった。

(表)万畳敷地区計画表  (南茅部町より道へ提出/昭和四七・九・二八)


(表)

 昭和四七年、町は経済部に地域開発室を新設して開発計画の促進に当たらせた。
 四八年、大雨災害にともなう災害復旧事業や、石油危機など国の内外の事情は急激に変化して、万畳敷開発の促進は緩急をくりかえした。

万畳敷地区国営草地開発計画書(案) 計画概要図(昭和48年3月/北海道開発局)