昭和二七年当時は、従業員は下請とも三〇名で五番坑、六番坑、七番坑があった。七番坑の延長は一、〇〇〇メートルで、自然換気のためメタンガスがよく発生して坑内で倒れるものがあったという。のち、坑内火災があって埋没した。
休鉱して五番坑ものちに埋没したが、六番坑は坑口より二〇〇メートルぐらいは岩盤を掘鑿したままの坑道であり、内部探査は可能であるときく。
昭和三一年二月、二八七、〇〇〇トン、品位S48%が産出されている。
【参考文献】
明治40 茅部郡(河野常吉 稿本) 北海道立図書館
明治40 臼尻沿革誌 南茅部町
明治42 函館毎日新聞 市立函館図書館
明治34 殖民公報 市立函館図書館
大正10
大正 2 臼尻村郷土誌 南茅部町
大正 3 熊泊尋常小学校沿革誌 大船小学校沿革誌
~ 4 熊泊尋常小学校郷土資料 大船小学校沿革誌
大正 7 函館支庁管内 町村誌 北海道
大正 7 北海道鉱業概要 北海道大学附属図書館
大正 北海道の鉱業 市立函館図書館
昭和25 道南地区鉱区一覧 市立函館図書館
昭和26 北水試月報 第八巻・第八号・八月号・通刊六六二号
昭和27 北海道の金属鉱業 北海道鉱業会 大船吉田嘉一郎所蔵
昭和49 休廃止鉱山 南茅部町環境課
昭和55 栗本鉄工所 社内報クリモト 第二九〇号