目次
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第八編 交通運輸
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第一章 陸上運輸
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第一節 山道
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大船山道
〔大船山道〕
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昔、
臼尻
・熊
泊
(大船)から大船川沿いに、赤川村・
箱館
へ通じる山道があった。古くから
臼尻
村の人達は、
赤川道
と呼んだ山道である。
文化年間の
箱館
在近郷地図(市立函館図書館所蔵)に記されているイソヤ道と、郡界で合流していた。
明治五年、亀田郡赤川の村民が大船越えの山道を開鑿(改修)した。ベゴ道辺まで開鑿中、山中に野宿していると大雨が降った。
臼尻
村の二本柳庄三郎は、山中にいる人々を気遣い、人を走らせて赤川の人びと三〇余名を家に招き、宿
泊
させたという。(青江秀「北海道巡回紀行」)。