目次
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第一五編 宗教、教育、文化
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第一章 宗教
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第一節 神社
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稲荷社
〔稲荷社〕
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安政年間の郷土を描いた延叙歴検真図や
東蝦夷地海岸図台帳
などによれば、郷土の村々には、どこの村にも稲荷社があった。現在、
臼尻
一社のみ
厳島神社
となっているが、
臼尻
にも古くから稲荷社があった。明治五年、開拓使の達しによって、一村に二社あることは争いの源(もと)となるので稲荷社を厳島社に合祀するよう命じられて以後、
臼尻
の稲荷社はなくなったかに思われてきたが、実際その祭神は
厳島神社
に合祀して伝えられている。明治一八年の北海道志によると、道内の稲荷社は一一三座あり、各神社名の中でも最も多い社名である。