婚礼と仏事

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前掲、天和二年の「唐竹村書上」によれば、嫁を迎える晩は、仲人夫婦・親類そのほかに親しく交際している者五、六人ほどが招かれ、御馳走といっても一汁二菜で、二菜の内容は大根膾(なます)一品と身欠鰊(みがきにしん)・大根・豆入りの一品であった。もちろん酒は準備される。仏事に際しては第一四条に僧侶への馳走が一汁二菜で、参列した年寄りも同様であるが、手伝いの者たちは一汁一菜とみえている。