岩木川原の雑魚茶屋

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国日記」によれば、享保十六年(一七三一)に駒越町(こまごしまち)の左兵衛が、料理屋を営業していたが、しだいに暑くなってきたので、駒越の川原で水茶屋を出店したいと願い出て許可されている(資料近世2No.二五七)。右の日記には鮎(あゆ)か石斑魚(うぐい)なのか魚の種類は記されていないが、雑魚(ざっこ)茶屋と思われ、初夏に今でもみられるのどかな風景が想像できよう。