昭和五十四年(一九七九)四月一日、弘前市立松原小学校が開校された。旧「松原小学校」は、前述のように、昭和三十九年に文京小学校の開設に伴って廃止されたものであるが、その文京小学校が急激な児童の増加に見舞われ、敷地の関係から一定以上の増築ができなかったことにより分離独立となったもので、旧松原小の敷地跡である松原東二丁目一七番地に新規の小学校として創立されたのである。
学区は弘前市の南側に位置し、南北に走る県道石川・土手町線と石川・百田線に挟まれた地域で、県道に沿って松原東一丁目から五丁目までと、松原西一丁目から二丁目、さらに新たに開通した学校前を横断する市道沿いの住宅街、安原一丁目から三丁目、および学園町からなっている。
創立時の松原小学校は一四学級編成、児童数四二六人、校舎は第一期工事によって普通教室一三、特別教室二、管理室五が完成。同年五月二十四日、新築第二期工事が完成、管理棟ならびに四教室を加えた。さらに六月十四日学校プールが完成した。なお、この年から体育館の工事にとりかかり、五十五年一月二十八日竣工した。
松原小学校では校舎落成を待って、五十五年十月二十六日、学校創立校舎落成記念式典を盛大に挙行した。初代校長は今睦夫である。