平成三年(一九九一)四月一日、弘前市立北小学校が創立開校された。所在地は弘前市青山三丁目一五の一。同校は時敏小学校の児童増加により一校新設をみたもので、創立時の規模は一七学級編成、児童数五八八人で発足した。
同校用地は、昭和六十三年十二月青森県住宅供給公社から取得、翌平成元年六月には北小学校校舎建設期成同盟が設立され、学校完成に向けて活動していた。同校学区は弘前市の北部に位置し、岩賀地区、清野袋地区、向外瀬地区、それに新興住宅街の宮園地区、青山地区、神田地区の一部からなっている。昭和五十二年宮園団地の造成事業から始まり、北地区町会全体で二五〇〇戸を超える市内有数の住宅団地になっていて、急激に人口増となり、平成三年四月、時敏小学校から分離開校した。校舎建築は平成元年七月一日から取りかかり二年八月に完成、三年三月には体育館が完成した。校舎建設終了と同時に行われた学校敷地の整備工事は、同じく九月二十五日に完了した。同校は普通教室一七、特別教室七、他に生涯学習及び地域連携施設としてのクラブハウスがある。また、学校プールの建設は三年五月十日に始まり、七月二十三日に完成した。それを機会に、北小学校では平成三年十月六日、創立・校舎落成記念式典を盛大に挙行した。初代校長は澤田穂積である。