目次
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新編弘前市史 通史編5(近・現代2)
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第六章 現代の弘前
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第五節 教育の整備拡充
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三 高等学校の推移
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(一)昭和後期の中等教育
ボクシング部の全国制覇
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数ある運動部のなかで、いち早く、かつ、最も弘前東
工業
高校の名声を高めたものはボクシング部の大活躍である。四十八年、東北高校ボクシング選手権の優勝に続き、全国高校総体でも団体優勝を遂げたのである。これは破天荒な記録でなく、日ごろの地道で苦しい練習に耐え抜いた血と汗の結晶である。個人の部でも、全国大会や東北大会での大車輪の健闘ぶりは、昭和後期を飾る東工校の歴史に金字塔を打ち立てることになった。
写真199 弘前電波高校東北高校ボクシング選手権大会優勝の新聞記事(昭和48年7月2日)
部活動は運動部のほか文化部もあり、それぞれ活動しているが、エンジニアの卵たちだけあって、文化部にはアマチュア無線・オーディオ・
自動車
研究・ボランティア同好会などが名を連ねているのもユニークである。創立以来、弘前東
工業
高校は新しい伝統を樹立し、時代のニーズにこたえた人材を養成するために、清新な校風と進取の気風のもとに限りない躍進を続けている。