学科の再編

666 ~ 667 / 965ページ
平成の時代は、それまでの時代が夢想だにしなかったテンポでパソコンが普及し、これによって情報革命を遂げた時代でもある。市内各校でも、一堂に会した教職員の朝会に代えて、それぞれのパソコン端末をネットワークで結んで、必要な連絡を済ますというふうに様変わりした。
 このような時代の趨勢は、学科の改編にも及び、平成元年、まず弘前工業高校が電子科から電子機械科を独立させたのを皮切りに、柴田女子高校が同三年に秘書情報科を新設、同四年、弘前実業高校で情報処理科の新設、同十四年、弘前東工業高校が電子科に電子コースと電気コース、情報科に教養コースを設けるなどした。
 また、弘前実業高校では、そのほかにも、農業科を農業経営科に、家政科を家庭科学科・服飾デザイン科に再編、そして、商業科を一学級減じてスポーツ科学科を新設するなど、時代のニーズを取り入れた形で学科の再編を行っている。また、平成四年、柴田女子高校で保育科が廃止となったのも、時代の趨勢であろう。