解題・説明
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川東に所在する春日神社は武甕槌命を主祭神とし、中世以来、壬生野郷の人びとの信仰を集めている。桁行7間・梁行3間の大型拝殿は、室町時代にさかのぼる県内最古級の建造物で、県指定文化財となっている。この拝殿に掲げられている「春日神社雨乞願解大絵馬」、神社に伝わる「春日神社古文書」や毎年4月の春祭などに奉納される「獅子神楽」も県又は市の文化財指定を受けている。また、境内には神宮寺であった春日寺の本堂や、春祭で奉納される相撲神事の土俵がある。さらに、本殿裏山の照葉樹の森は「春日神社の社叢」として市の天然記念物に指定されている。
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