解題・説明
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雨の日に、父に傘を持って繰り込み場へ行く旅に立て坑を見上げ、鉱員を乗せて地底へ消えていく。それを操っているケージのロープが6本か7本あり、1本1本が太く、ずーっと先の運転室までつながっていた。一体あの中はどうなっているのか興味があった。今ここにそれを描いて、40年ぶりの納得。運転室の中には、巨大な歯車、メーター、圧力計、深度計、運転レバーとスイッチなどいろいろとあった。1本のロープにすべてがかかっているため、運転係のおじさんの真剣なポーズはその緊張感が出ている。 (資料:綿島一彦氏の提供写真を参考)
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