解題・説明
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今治市指定有形文化財(平成三年三月六日指定) 文化八(1811)年制作(識語) 竹沢養渓・伊舟画 上巻天地31.1cm長さ15.75m 下巻天地31.0cm長さ13.92m 【はがき場面説明】辻風の事(「颱」):辻風とは、突風や竜巻のこと。京の町に激しい風が吹き荒れる。辻風は物語の世の乱れと凶事の予兆として描かれている。 参考文献:『平家物語絵巻 巻第三 中央公論社 1990年』『平家物語大事典 大津雄一ほか編 東京書籍 2010年』『平家物語図典 五味文彦ほか編 小学館 2005年』『現代語訳 平家物語(上)尾崎士郎訳 岩波書店 2015年』 【竹沢養渓】絵師 名、惟房。号、養渓。狩野氏をも名乗る。狩野惟信の門人。生年不詳、文化五(1808)年一月二十一日没。 参考文献:『国書人名辞典 第三巻 市古貞次ほか編 岩波書店 1996年』
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