伊奈町は埼玉県の中南部にあり、都心から約40km圏内に位置しています。東西に2.5km、南北に7.5km、面積14.79平方キロメートルの概ね楕円形で標高8m~18mの沖積層、洪積層からなる肥沃な平坦地です。
北部には県内最大のバラ園があり、県内外から多くの方が訪れ、「バラのまち」としても知られています。
伊奈町では、古くから農耕が営まれていました。江戸時代になると、徳川家康に仕え、家康の国づくりを支えた代官頭の一人である伊奈備前守忠次が伊奈町に拠点を置きました。このころ行われた治水事業や新田開発によって発展しました。
地域の人々が編み上げた伊奈町の歴史をデジタルデータでご紹介します。
研究・学習にご活用ください。
【トップ画像 左:頭殿権現社/中央:東北・上越新幹線分岐点/右:伊奈忠次イメージ】
平成13年から刊行されている「伊奈町史 通史編Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」をご覧いただけます。
伊奈町の自然や、原始、古代から近現代までの歴史が閲覧、検索できます。
人類の誕生から近世へとその長い歴史の変遷を総合的に概観できるように編さんし、町内各所から発掘された考古資料や伊奈氏関係資料等多くの引用文献・写真・図表を駆使して解説しました。
平成15年刊行。
近代から現代までの伊奈を対象としたもので、近代は明治初期から昭和20年まで、現代は昭和20年から現在までとし、伊奈が農村地帯から首都近郊の衛星都市へと変貌する過程を描いています。
平成13年刊行。