大正3年(1914)度

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16シーズン目

低調なシーズンに終わる
 三高の部活動休止もあり、東西の交流もなく慶大同大がそれぞれYCAC、KRACと戦う以外には、あまり話題のない低調なシーズンであった。慶大が18−6でYCACに3回目の勝利を収めたのと、同大がKRACに3試合とも接戦したことが収穫であった。
その他の主要試合
〈関東〉
T3(1914).11.28●慶応義塾6−19YCAC
G:横浜根岸R:チッケン第21回対戦
T4(1915).1.16○慶応義塾18−6YCAC
G:横浜根岸R:チッケン第22回対戦
T4(1915)●慶応義塾?−?○KRAC
G:三田綱町R:不明第7回定期戦1)
〈関西〉
T3(1914).11.7同大8−18○KRAC
G:神戸東遊園地R:不明第5回定期戦
T3(1914).11.28同大3−5○KRAC
G:同大R:スペンス第6回定期戦
T4(1915).1.30同大0−3○KRAC
G:神戸東遊園地R:スペンス第7回定期戦2)

1) 『慶応100年史』P140に「この試合の記述がないが定期戦が続いていたので必ず試合をしたはず」との記述があり、対戦回数を合わせるためにここに挿入した。
2) 『同大ラグビー史』では0−0の引き分けになっているが、『関西協会史』P220にKRACがトライして3−0で勝ったという記事があり、本書はそれに準じた。