平成4年(1992)1月15日 第29回日本選手権試合

写真 機関誌
国立競技場
神戸製鋼 34-12 明大
2年連続明大の挑戦を退けV4
平成3年(1991)度 第29回日本選手権試合
1992年1月15日 G:国立競技場 R:斎藤直樹 KO 14:00
神戸製鋼3412明大
1福本 正幸(慶大)1531橋本 幹郎(②本郷高)
2弘津 英司(同大)1992藤  高之(②大工大高)
3山下 利幸(淀川工)3清水 秀司(③旭野高)
4林  敏之(同大)2T04池澤 弘喜(④高鍋高)
5サイモン・ウェンズレー(オ大)2G05高橋 一聡(②久我山高)
6武藤 規夫(同大)1PG16澤田 国治(③熊谷工)
7大八木 淳史(同大)0DG0C7小村  淳(④函館有斗高)
C8大西 一平(明大)8佐藤 久富(④秋田工)
9堀越 正巳(早大)3T19永友 洋司(③都城高)
10藪木 宏之(明大)2G110鈴木 博久(④本郷高)
11富岡 剛士(青学大)1PG111土佐 忠麿(③天理高)
12平尾 誠二(同大)0DG012元木 由記雄(②大工大高)
13細川 隆弘(同大)13岡安 倫朗(③明大中野)
14イアン・ウィリアムス(オ大)11614渡辺 大吾(①天理高)
15綾城 高志(同大)15小杉山 英克(④秋田高)
交代【神】高橋晃仁(伏見工)⑭

 学生にとって年々社会人の壁が厚くなっているのを実感させられる。この年の明大もディフェンスで頑張ったが、健闘の域を超えられなかった。トライ数1対5、得点差22点は健闘と称される力の差で、学生が勝つのは無理という声が聞こえるようになってきた。「明大のひたむきなディフェンスに手こずった」というのが神鋼側の感想であろう。
 明大はPGのチャンスにゴールを狙わずに展開するなど、前半から意欲的に攻めた。しかし攻めきれず、15分神鋼細川にPGを許し先行される。18分には藪木に抜かれてトライ(ゴール)を与え9−0とリードを許す。明大は23分に永友がPGを返すが、31分には平尾、細川、ウィリアムス、細川でトライ(ゴール)、15−3と優位に立った。後半も神鋼は攻めまくり、1PGのほか大西、ウィリアムス、大八木の3トライを加えて、明大を1PGと33分岡安のトライに抑えて34−12で快勝しV4を達成。釜石V7の記録を追いかける。