平成5年(1993)1月15日 第30回日本選手権試合

国立競技場

神戸製鋼 41-3 法大

法大を圧倒してV5

平成4年(1992)度 第30回日本選手権試合
1993年1月15日 G:国立競技場 R:斎藤直樹 KO 14:00
神戸製鋼 41 3 法大
1 福本 正幸(慶大) 23 3 1 下間 貴広(②秋田工)
2 弘津 英司(同大) 18 0 2 坂田 正彰(②新田高)
3 山下 利幸(淀川工) 3 中島 貴司(②熊谷工)
4 林  敏之(同大) 3 T 0 4 藤原 和也(①盛岡工)
5 サイモン・ウェンズリー(オ大) 1 G 0 5 竹部 太朗(③大分舞鶴高)
6 武藤 規夫(同大) 2 PG 1 6 内田  剛(④鹿児島実)
7 大八木 淳史(同大) 0 DG 0 7 佐藤 康樹(③秋田中央高)
C8 大西 一平(明大) 8 伊藤 剛臣(③法政二高)
9 堀越 正巳(早大) 3 T 0 9 苑田 右二(①啓光学園)
10 藪木 宏之(明大) 0 G 0 10 中瀬 真広(①法政二高)
11 富岡 剛士(青学大) 1 PG 0 11 秋山 公二(②秋田工)
12 加藤 尋久(明大) 0 DG 0 12 江田 憲仁(③行田工)
13 平尾 誠二(同大) 13 島崎 大地(②法政一高)
14 イアン・ウィリアムス(オ大) 10 9 14 星野 荘司(④相模台工)
15 綾城 高志(同大) 15 斉藤 政美(④秋田工)

 早大をノーサイド寸前に、LO藤原のトライで逆転した法大が神鋼にチャレンジした。社会人大会で5連覇を果たした無敵の神鋼は、いとも簡単に法大のチャレンジを退けてV5、釜石の未踏の7連覇にあと2と迫った。学生は、優勝を争うのでなく、胸を借りるという感じになってきた。トライ数は6対0だが、内容的に神鋼にはまったくスキがない。法大はひたむきなタックルで神鋼の猛攻を6トライに封じるのが精いっぱいで、時折攻め込むチャンスがあっても神鋼の牙城は揺るがなかった。前半5分の神鋼SH堀越のトライを皮切りに、11分富岡PG、23分富岡のトライ(ゴール)、28分PR山下トライ、32分富岡PG。37分に法大中瀬がPGを返すが23−3で終了。後半も神鋼は攻め手を緩めず、9分富岡PG、18分にLO林のトライ、19分、27分に富岡がトライして41−3で法大の息の根を止めた。各紙には、社会人と学生を戦わせる、日本選手権試合の意義を問う記事が散見された。