平成20年(2008)3月16日 第45回日本選手権大会決勝

秩父宮ラグビー場

三洋電機ワイルドナイツ 40-18 サントリーサンゴリアス●

三洋電機、初の単独日本一に弾ける笑顔

平成19年(2007)度 第45回日本選手権試合
2008年3月16日 G:秩父宮ラグビー場 R:相田真治 KO 14:00
三洋電機ワイルドナイツ 40 18 サントリーサンゴリアス
1 木川 隼吾(大東大) 17 11 1 尾崎  章(同大)
2 山本  貢(関東学大) 23 7 2 青木 佑輔(早大)
3 相馬 朋和(帝京大) 3 池谷 陽輔(法大)
4 川口  大(福岡工大) 2 T 1 4 早野 貴大(帝京大)
5 飯島 陽一(大東大) 2 G 0 5 篠塚 公史(法大)
6 エペリ・タイオネ(ニューキャッスル大) 1 PG 2 6 大久保 直弥(法大)
7 若松 大志(関東学大) 0 DG 0 7 元  申騎(明大)
8 ホラニ龍コリニアシ(埼玉工大) 8 竹本 隼太郎(慶大)
9 田中 史朗(京産大) 2 T 1 9 田原 耕太郎(早大)
10 トニー・ブラウン(オタゴ大) 2 G 1 10 菅藤  心(明大)
11 三宅  敬(関東学大) 3 PG 0 11 小野澤 宏時(中大)
C12 榎本 淳平(関東学大) 0 DG 0 12 ライアン・ニコラス(オタゴ大)
13 霜村 誠一(関東学大) 13 平  浩二(同大)
14 北川 智規(関東学大) 8 8 C14 山下 大悟(早大)
15 田邊  淳(クライストチャーチ教育大) 15 有賀  剛(関東学大)
交代【三】フィリップ・オライリー(カンタベリー大)⑥、水間良武(同大)②、金光模(檀国大)①、入江順和(関東学大)⑩ 【サ】田中澄憲(明大)⑨、野村直矢(法大)⑩、田原太一(同大)④、山岡俊(明大)②、高谷順二(慶大)⑦、ロッキー・ハビリ(オネハンガ高)⑬、前田航平(早大)①

 マイクロソフトカップ決勝でサントリーに悔しい逆転負けをした三洋が、4トライを奪う猛攻で、初の単独日本一の王座に就いた。神鋼などに阻まれ続けた万年準優勝の歴史に終止符を打つ快勝で、宮本監督が宙に舞った。創部時代から苦労し続けた井植敏前会長、宮地克実元監督らがどんなにうれしかったか。涙でくしゃくしゃになった笑顔に私ももらい泣きした。三洋は日本選手権準決勝でトヨタに25−24と大苦戦の洗礼を受けたが、決勝では15人一体となって攻守に見事なプレーを見せてくれた。SOブラウンはゲームリード力に加えて、これがオールブラックスだとうならせるディフェンスと、接点での強さを見せてくれた。前半こそサントリーに17−11と食い下がられたが、後半は縦横無尽、No8コリニアシの2トライ、WTB三宅、FB田邉と4トライを奪い、田邉が4G、4PGと完璧なゴールキックを見せて、サントリーをニコラス、平の2トライに封じて快勝した。