平成21年(2009)2月28日 第46回日本選手権大会決勝

秩父宮ラグビー場

三洋電機ワイルドナイツ 24-16 サントリーサンゴリアス●

三洋電機サントリーを連破、2年連続日本

平成20年(2008)度 第46回日本選手権試合
2009年2月28日 G:秩父宮ラグビー場 R:下井眞介 KO 14:03
三洋電機ワイルドナイツ 24 16 サントリーサンゴリアス
1 川俣 直樹(明大) 3 9 1 林   仰(明大)
2 山本  貢(関東学大) 21 7 2 青木 佑輔(早大)
3 相馬 朋和(帝京大) 3 畠山 健介(早大)
4 劉  永男(檀国大) 0 T 0 4 早野 貴大(帝京大)
5 ダニエル・ヒーナン(サザンQ.L.大) 0 G 0 5 篠塚 公史(法大)
6 キーラン・ブラック(クライストチャーチ高) 1 PG 3 6 ハレ・ティーポレ(ウェズレイ高)
7 若松 大志(関東学大) 0 DG 0 7 上村 康太(早大)
8 ホラニ龍コリニアシ(埼玉工大) 8 竹本 隼太郎(慶大)
9 田中 史朗(京産大) 3 T 1 9 田中 澄憲(明大)
10 入江 順和(関東学大) 3 G 1 10 曽我部 佳憲(早大)
11 三宅  敬(関東学大) 0 PG 0 11 小野澤 宏時(中大)
C12 榎本 淳平(関東学大) 0 DG 0 12 ライアン・ニコラス(オタゴ大)
13 霜村 誠一(関東学大) C13 山下 大悟(早大)
14 北川 智規(関東学大) 8 7 14 北條 純一(日大)
15 山下 祐史(関東学大) 15 長友 泰憲(中大)
交代【三】トニー・ブラウン(オタゴ大)⑫、堀江翔太(帝京大)②、立川大介(関東学大)①、飯島陽一(大東大)④、三木亮平(龍谷大)⑬、吉田尚史(専大)⑮、川口大(福岡工大)⑥ 【サ】成田秀悦(法大)⑨、野村直矢(法大)⑩、有賀剛(関東学大)⑮、山岡俊(明大)②、金井健雄(慶大)①、元申騎(明大)④、平浩二(同大)⑬

 東芝の出場辞退により、決勝は昨年と同じ対戦になった。前半はサントリーが優勢だったが、三洋の固い防御を崩せず惜しいトライチャンスを逃がしていた。CTBニコラスの3PG、三洋SO入江の1PGで9−3とリードし前半終了。三洋は後半14分、SOに切り札トニー・ブラウンを投入して入江をCTBに回した。ブラウンはすい臓を痛めてベストの状態ではなかったが、これで流れが変わった。19分ラックからブラウンが飛ばしパス、霜村がタックルさせて、タテ突進の吉田尚史にパスするプレーでトライ(入江ゴール)10−9と逆転。25分にはこぼれ球をブラウンが拾い、川口が激走して右に大きくパスし北川がトライ(入江ゴール)、33分には吉田尚史が北川を走らせてトライ(入江ゴール)で24−9と勝利を決めた。サントリーは北條がトライ寸前にノックオン、曽我部が3DGを外すなど流れを引き寄せられず、終盤は北條の1トライにとどまった。三洋は飯島監督の選手交代がズバリ的中する会心の勝利。