昭和53年(1978)1月4日 昭和52年(1977)度 第14回大学選手権決勝

国立競技場

明大 7-6 慶大

明大、雪の国立で慶大を下す

昭和52年(1977)度 第14回大学選手権決勝
1978年1月4日 G:国立競技場 R:町井徹郎 KO 14:00
明大 7 6 慶大
1 木村 和彦(②石巻工) 0 3 1 山城 泰介(③筑紫丘高)
2 野口  哲(④柏高) 7 3 2 筒井 京弥(④慶応高)
3 太田 正雄(④目黒高) 3 水井 哲之(③大泉高)
4 瀬川 健三(②長崎西高) 0 T 0 4 梶  紳二(③徳島城南高)
5 瀬下 和夫(①秋田工) 0 G 0 5 黒沢 利彦(③高崎高)
6 高平 信也(④長崎南高) 0 PG 1 6 荒井 哲也(③慶応志木高)
C7 吉野  徹(④目黒高) 0 DG 0 C7 高橋 英二(④仙台三高)
8 五艘 映洋(④明大中野高) 8 浜本 剛志(③武蔵高)
9 岡嶋 修一(③花園高) 1 T 0 9 富安 治彦(③筑紫丘高)
10 砂村 光信(①久我山高) 0 G 0 10 小西 雅之(③住吉高)
11 上林  整(③函館工) 1 PG 1 11 今岡 秀輔(③慶応高)
12 竹沢 恒幸(④春日井高) 0 DG 0 12 松木 弘志(④慶応志木高)
13 金谷 福身(②高鍋高) 13 阿部  匡(②慶応志木高)
14 川口 正人(④函館北高) 11 17 14 中曽根 寛(③青山高)
15 橋爪 利明(①大工大高) 15 永岡  章(③仙台三高)
交代【慶】是永龍之(④慶応高)⑪

 新春3日に積もった30センチの雪は、協会関係者、各大学部員の協力で午後2時のキックオフまでには見事に除雪されてグラウンド脇に積み上げられた。5年続いた早明対決に代わって古豪慶大同大日体大を破って決勝に進出、慶明の対決に国立競技場は4万を超える観衆で埋まった。前半4分慶大が中央30メートルのPGを松木が決めて先制する。明大はPGを2度失敗したあとは、PGのチャンスにもスクラムを選択して攻めまくる。慶大が低いタックルで応酬してトライを許さず、前半は慶大の3−0で終了。後半8分慶大は松木が27メートル右側からPGを決めて6−0とリードを広げる。18分には明大の突進に慶大たまらずオーバーザトップの反則を犯す。明大砂村が中央PGを慎重に決めて6−3と追いかける。大声援の中33分に明大金谷が突進してラック、左に展開して竹沢がゴロパント、拾ったFB橋爪を慶大SH富安がゴール前でタックルしたが、フォローした高平が左隅に飛び込んで7−6と逆転した。