帝京大、腰の据わった戦いぶりで七連覇達成
平成27年(2015)度 第52回大学選手権決勝 | ||||||
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2016年1月10日 G:秩父宮 R:麻生 彰久 KO 14:00 | ||||||
帝京大 | 27 | - | 17 | 東海大 | ||
1 | 徳永 一斗(④佐賀工) | 5 | 前 | 5 | 1 | 三浦 昌悟(②秋田工) |
2 | 堀越 康介(②桐蔭学園) | 22 | 後 | 12 | 2 | 津田 将(④東海大仰星) |
3 | 深村 亮太(④佐賀工) | 3 | 平野 翔平(④東福岡) | |||
4 | 飯野 晃司(③三好) | 1 | T | 1 | 4 | 景山 航(④東海大相模) |
5 | 金 嶺志(③東京朝高) | 0 | G | 0 | 5 | 橋本 皓(④東海大仰星) |
6 | マルジーン・イラウア(④ケルストンボーイズ高) | 0 | PG | 0 | 6 | 磯部 裕太(③愛知・西陵) |
7 | 亀井 亮依(③常翔啓光学園) | 0 | DG | 0 | C7 | 藤田 貴大(④青森北) |
8 | ブロディ・マクカラン(①ハミルトンボーイズ高) | 8 | アタアタ・モエアキオラ(①目黒学院) | |||
9 | 小畑 健太郎(①伏見工) | 3 | T | 2 | 9 | 湯本 睦(③東海大仰星) |
10 | 松田 力也(③伏見工) | 2 | G | 1 | 10 | 野口 大輔(④東海大仰星) |
11 | 竹山 晃暉(①御所実) | 1 | PG | 0 | 11 | 石井 魁(④保善) |
12 | 濱野 大輔(④桐蔭学園) | 0 | DG | 0 | 12 | オスカ・ロイド(④フレッシュウォーター高) |
13 | 石垣 航平(④沖縄・宮古) | 13 | 池田 悠希(②東海大仰星) | |||
14 | 尾崎 晟也(②伏見工) | 6 | 反 | 7 | 14 | 近藤 英人(④東海大仰星) |
15 | 矢富 洋則(②仙台育英) | 15 | 野口 竜司(②東海大仰星) | |||
交代【帝】小野貴久(④国学院栃木)⑧、重一生(③常翔学園)⑮、荒井康植(④佐賀工)⑨、浅堀航平(④京都成章)③、姫野和樹(③春日丘)⑧、坂手淳史(④京都成章)C②、金田瑛司(④伏見工)⑫ 【東】テトゥヒ・ロバーツ(②札幌山の手)⑧、渡邊隆之(③札幌山の手)③、テビタ・タタフ(①目黒学院)⑤、藤崎眞樹(③大産大附)⑫、山賀潤(④東京)② | ||||||
頂点までの道のりは平坦ではなかった。関東大学対抗戦で筑波大に敗れ学生相手の連勝記録が50でストップし、大学選手権ではセカンドステージ最終節でHO坂手敦史主将が左ひじを脱臼。さらに決勝直前にはBKの軸であるFB森谷圭介までもが左ひざの前十字靭帯断裂で戦列を離れた。苦しんで苦しんで達成した偉業だからこそ、これまでの優勝とは違う達成感があった。最強の挑戦者、東海大と対峙した決勝は、相手の渾身の好守に圧力を受け、先制点を許す苦しい展開。しかしここからが揺るがぬ王者の真骨頂だった。5-5で折り返した後半開始早々、ディフェンスで猛烈にプレッシャーをかけ反則を誘発、PGで勝ち越すと、6分にはキックレシーブを起点に連続攻撃をつなぎきってFB重一生がインゴールへ。これまで経験してきた場数の差を感じさせる腰の据わった戦いぶりで東海大を突き放し、新日鐵釜石と神戸製鋼が打ち立てた7連覇の金字塔に肩を並べた。(ラグビーマガジン、日本ラグビー2016より抜粋)