昭和39年(1964)度 第17回社会人大会決勝

昭和40年(1965)1月8日 秩父宮ラグビー場

八幡製鉄 25-3 トヨタ自工●

八幡、トヨタを破り3度目の3連覇

昭和39年(1964)度 第17回社会人大会決勝
1965年1月8日 G:秩父宮ラグビー場 R:西山常夫 KO 14:00
八幡製鉄 25 3 トヨタ自工
1 吉村 靖俊(福岡工) 19 0 1 田中 光雄(秋田工)
2 江藤 敏勝(福岡高) 6 3 2 角屋 政雄(北見北斗高)
3 小宮 東彦(福岡工) 3 杉浦  平(トヨタ学園)
4 岡部 英二(明大) 4 T 0 4 真野 克宏(明大)
5 草津 正武(熊本工) 2 G 0 5 松本 純一(秋田工)
C6 尾崎 政雄(早大) 1 PG 0 6 清治  勝(明大)
7 児玉 雅次(明大) 0 DG 0 7 田中  稔(立大)
8 北村 靖夫(嘉穂東高) 8 村上 正和(穴吹高)
9 東  勝利(立大) 1 T 1 9 松田 章三(日体大)
10 松岡 要三(明大) 0 G 0 C10 尾崎 真義(法大)
11 滝口 東洋(常盤高) 1 PG 0 11 小室 勝美(愛知工)
12 北島 治彦(明大) 0 DG 0 12 田野辺 秀男(法大)
13 伊野 三之(明大) 13 備前 孝一(仙台工)
14 山岡  久(立大) 6 8 14 原  弘毅(明大)
15 北岡  進(早大) 15 今村 昌平(明大)

 決勝の相手はトヨタだったが、八幡のライバルは相変わらず近鉄。準決勝での対決が事実上の優勝戦であった。八幡は近鉄の抵抗に最後まで苦しんだが、8−3で退け決勝に臨んだ。一方のトヨタは長年明大出の真野が中心で引っ張ってきたが、このシーズンから日本代表のSO尾崎が加わり力をつけてきた。

 実力に勝る八幡は、前半伊野のPGで先制、続いてスクラムから児玉が飛び込んでトライ、14分には尾崎がノーマークでドリブル、これをトヨタの選手が捕まえて認定トライ(ゴール)を得た。八幡はその後も攻め手を緩めず、東がスクラムサイドを突いてトライ(ゴール)、北島がTBパスから左へトライ、19−0と前半で勝敗は決した。

 八幡はこのあと第2回日本選手権で法大を18−6で破って初の日本一の栄冠に輝いた。