昭和46年(1971)度 第24回社会人大会決勝

昭和47年(1972)1月8日 花園ラグビー場

三菱自工京都 22-11 リコー

三菱自工京都リコーの挑戦を退けて念願の初優勝

昭和46年(1971)度 第24回社会人大会決勝
1972年1月8日 G:花園ラグビー場 R:牧 弥太郎 KO 14:30
三菱自工京都 22 11 リコー
1 高橋 鉄次(岐阜工) 10 3 1 佐藤 鉄三郎(法大)
C2 小俣 忠彦(早大) 12 8 2 後川 光夫(早大)
3 小林 奈奈雄(新潟工) 3 板垣 吉信(大東一高)
4 中島 輝明(関西大) 2 T 0 4 寺元 敏雄(法大)
5 水口 忠久(報徳学園) 1 G 0 5 川崎  忠(日大)
6 谷村 久司(黒沢尻工) 0 PG 1 6 井澤 義明(早大)
7 村上 純一(同大) 0 DG 0 7 内田 昌裕(中大)
8 松岡  智(美馬商工) 8 村田 義弘(中大)
9 乾  敏男(御所工) 2 T 2 9 田中 清司(日体大)
10 橋本 光夫(新潟工) 2 G 0 10 青木 孝也(日体大)
11 豊田 淳治(中大) 1 PG 0 11 水谷  眞(法大)
12 横井  章(早大) 0 DG 0 12 藤田 康和(早大)
13 杉山 洋一(盛岡工) C13 伊藤 忠幸(法大)
14 松家 徳男(貞光工) 5 7 14 平木 明生(愛媛大)
15 橋本  博(興国商) 15 山本  巌(早大)
[トライ4点となる]

 15人がまとまって力を出しきった三菱自工京都の見事な優勝であった。決勝までの足取りは1回戦で警視庁に16−7、準々決勝では新日鉄釜石に28−20、準決勝は京都市役所に11−9と薄氷を踏む勝利、決勝のリコーが22−11であった。楽な勝利はひとつもない。小俣忠彦監督兼選手のリーダーシップが称えられて当然であった。リコー東洋工業に82−3、新日鉄室蘭に56−0、準決勝の近鉄には苦しんだが9−0、とここまでノートライに抑えての快勝が続いた。リコーとともに優勝候補の双璧と予想された近鉄を破ったことで、チームに隙ができたのかもしれない。

 SH乾敏男の先制トライに始まり、WTB豊田淳治の40メートル独走トライ、LO中島輝明のダメ押しトライで得点を重ねた三菱自工は、激しいタックルでリコーの持てる力を出させず初優勝の感激を味わった。