昭和61年(1986)1月6日 花園ラグビー場
釜石8連覇ならず、トヨタが8年ぶりに優勝
昭和60年(1985)度 第38回社会人大会決勝 | ||||||
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1986年1月6日 G:花園ラグビー場 R:入江康平 KO 14:00 | ||||||
トヨタ自動車 | 12 | - | 3 | 神戸製鋼 | ||
1 | 八角 浩司(保善高) | 6 | 前 | 0 | 1 | 兼平 盛輝(法大) |
C2 | 畠山 一寿(明大) | 6 | 後 | 3 | 2 | 松田 真一(淀川工) |
3 | 池田 洋七郎(中京大) | 3 | 中山 敬一(同大) | |||
4 | 重村 政実(中京大) | 0 | T | 0 | 4 | 林 敏之(同大) |
5 | 塚本 浩二(帝京大) | 0 | G | 0 | 5 | 大八木 淳史(同大) |
6 | 竹村 光弘(帝京大) | 2 | PG | 0 | 6 | 安積 英樹(慶大) |
7 | 安江 健二郎(関商工) | 0 | DG | 0 | C7 | 東山 勝英(慶大) |
8 | 宗雲 克美(佐賀工) | 8 | 佐藤 英典(同大) | |||
9 | 上杉 良広(西陵商) | 1 | T | 0 | 9 | 萩本 光威(同大) |
10 | 朽木 英次(日体大) | 1 | G | 0 | 10 | 山北 靖彦(法大) |
11 | 辻 悦朗(日体大) | 0 | PG | 1 | 11 | 菅野 有生央(同大) |
12 | 斉藤 進(秋田工) | 0 | DG | 0 | 12 | 大山 文雄(明大) |
13 | 田村 誠(帝京大) | 13 | 藤崎 泰士(早大) | |||
14 | 中川 俊一(早大) | 4 | 反 | 9 | 14 | 岩崎 有恒(早大) |
15 | 芳野 善隆(日体大) | 15 | 下坂 斉司(法大) | |||
交代【ト】安藤守弘(関商工)⑮、坂本光久(天理大)⑭ 【神】西條誠一(法大)③ | ||||||
トヨタが8年ぶりに優勝した。トヨタには申し訳ないが、私には難攻不落だった釜石がついに王座を明け渡した大会というイメージが強い。釜石は準決勝で神鋼に9−13で敗れた。神鋼は同大の林敏之、大八木淳史の入社で実力チームに育っていた。釜石は後半23分9−9の局面で、名手金野がPGに失敗、勝ち越しのチャンスを逃す。引き分けかと思われたノーサイド寸前、神鋼はSO山北靖彦のハイパントでゴール前に殺到しCTB藤崎泰士が強引に持ち込んだ。釜石の8連覇は松尾雄治の引退とともに消えた。
決勝ではトヨタがFW戦で優位に立った。前半スクラムを押し込んでCTB田村誠が2PGを決めて前半を6−0とリード。後半13分にもトヨタはスクラムを押してSO朽木英次のハイパントで攻め込み、モールからSH上杉良弘がサイドを抜きLO塚本浩二がトライ、田村ゴールで神鋼の息の根を止めた。トヨタフロントロー八角、畠山、池田の勝利でもあった。