平成22年(2010)度 第8回トップリーグプレーオフ決勝

平成23年(2011)1月30日 秩父宮ラグビー場

三洋電機ワイルドナイツ 28-23 サントリーサンゴリアス●

三洋ついにトップリーグの頂点へ

平成22年(2010)度 第8回 トップリーグ 2010-2011 プレーオフ トーナメント決勝
2011年1月30日 G:秩父宮ラグビー場 R:相田真治 KO 14:00
三洋電機ワイルドナイツ 28 23 サントリーサンゴリアス
1 木川 隼吾(大東大) 6 11 1 金井 健雄(慶大)
2 堀江 翔太(帝京大) 22 12 2 青木 佑輔(早大)
3 相馬 朋和(帝京大) 3 畠山 健介(早大)
4 ダニエル・ヒーナン(サザンQ.L.大) 0 T 1 4 篠塚 公史(法大)
5 北川 勇次(関東学大) 0 G 0 5 真壁 伸弥(中大)
6 劉  永男(檀国大) 2 PG 2 6 トッド・クレバー(ネバダ大)
7 若松 大志(関東学大) 0 DG 0 7 佐々木 隆道(早大)
8 ホラニ龍コリニアシ(埼玉工大) C8 竹本 隼太郎(慶大)
9 田中 史朗(京産大) 3 T 2 9 日和佐 篤(法大)
10 トニー・ブラウン(オタゴ大) 2 G 1 10 トゥシ・ピシ(マッセイ高)
11 山田 章仁(慶大) 1 PG 0 11 小野澤 宏時(中大)
12 サム・ノートンナイト(キャンベラ大) 0 DG 0 12 ライアン・ニコラス(オタゴ大)
C13 霜村 誠一(関東学大) 13 平  浩二(同大)
14 北川 智規(関東学大) 9 11 14 長友 泰憲(中大)
15 田邊  淳(クライストチャーチ教育大) 15 有賀  剛(関東学大)
交代【三】山本貢(関東学大)②、川俣直樹(明大)①、ジャスティン・アイブス(タイエリ高)⑥、西原忠佑(明大)⑤、高安厚史(関東学大)⑨、入江順和(関東学大)⑫、吉田尚史(専大)⑪ 【サ】山岡俊(明大)②、池谷陽輔(法大)①、元申騎(明大)⑥、ジョージ・グレーガン(キャンベラ大)⑨、ピーター・ヒューワット(ナッジー大)⑩、大島佐利(早大)⑮

「“創部51年目、社会人大会も含めて、初めて勝てました”。飯島均監督(46)も誇らしげに胸を張った。3連覇中の日本選手権を除けば、サントリーと引き分け、両チーム優勝となった95年度の全国社会人大会を含めて決勝での勝利は初体験」(サンスポ、吉田宏)。

 試合後、飯島監督に「正確には初じゃないよね」と水を向けたが、「でもあんときは(1995年度のこと)追いつかれて引き分け、トライ数差で日本選手権にも出られなかったし、優勝の気分はまったくなかったんですもん」は実感だろう。雌伏50年の優勝を腹の底から喜んでほしい。翌日のトップリーグ表彰式で霜村誠一主将が、「“試合に出てたの?”と言われるほど地味で目立たないプレー」と自らのプレーを評したが、全員がものすごいタックルを浴びせ続けた優勝だった。ブラウンがゲームを組み立て、山田と北川がトライを決め、田邉がゴールに放り込む。三洋ラグビーの完成図にファンは酔った。