テストNo.13 豪州学生選抜第2回来日第8戦

昭和31年(1956)3月21日 秩父宮ラグビー場

日本代表 8-19 豪州学生選抜

健闘及ばず連敗

No.24★13 豪州学生選抜第2回来日第8戦
1956年3月21日 G:秩父宮ラグビー場 R:川田大介 KO 14:30
日本代表 8 19 豪州学生選抜
1 北島 輝夫(大映) 5 8 1 F.M.エリオット
2 吉川 公二(日大) 3 11 2 W.T.ライト
3 夏井 和夫(明大) 3 T.D.ポリン
4 真野 克宏(トヨタ) 1 T 2 4 D.B.リチャードソン
5 梅井 良治(早大OB) 1 G 1 5 W.A.ガーン
6 土屋 俊明(八幡) 0 PG 0 6 C.B.ウィルソン
7 須藤  孝(日大) 0 DG 0 7 J.F.オゴマン
C8 藤井  厚(日本鋼管) 8 M.ヒューズ
9 三苫  学(九電) 0 T 3 9 J.E.ソーネット
10 新井 大済(早大) 0 G 1 C10 R.M.ツース
11 近藤  功(日大) 1 PG 0 11 R.フェルプス
12 寺西  博(明大) 0 DG 0 12 J.H.ドウズ
13 高岡 晃一(関西学大) 13 A.G.R.シール
14 宮井 国夫(明大) 13 9 14 D.B.ヒル
15 佐藤 英彦(八幡) 15 A.ガール
得点:T夏井、G梅井、PG新井

日本は前半3分に豪州ボールのスクラムからボールを奪って速攻、宮井のパントが転々とするところを夏井が押さえてトライ、ゴールも決まって5−0と先制した。豪州もすぐ反撃、5分にルーズからツース、ドーズ、フェルプスとわたってトライ、18分にはラインアウトからブラインドを攻め、ドーズからボリンに返してトライ、ゴールで5−8と逆転する。後半7分ルーズからツース、ヒル、リチャードソンとわたりトライ、15分にもTBパスからヒルがトライ、ゴール。29分にソーネットがトライして5−19とリードを広げた」(『機関誌』Vol.5-3号、岩下秀三郎)。日本は新井が35分にPGを返すにとどまり、8−19でテストマッチに連敗した。私も第1戦の全早大戦に出場する栄に浴したが、豪州学生代表は主将のFE[南半球でSOの呼称]ツースが自在にゲームを組み立て、ドーズ、シールらがギャップをつくり、弾丸フェルプスが突き破ってくるプレーに日本チームは翻弄された。