テストNo.14 豪州学生選抜第2回来日第9戦

昭和31年(1956)3月25日 花園ラグビー場

日本代表 6-19 豪州学生選抜

またも惜敗して3連敗

No.25★14 豪州学生選抜第2回来日第9戦
1956年3月25日 G:花園ラグビー場 R:川田大介 KO 14:00
日本代表 6 19 豪州学生選抜
1 北島 輝夫(大映) 0 13 1 F.M.エリオット
2 吉川 公二(日大) 6 3 2 W.T.ライト
3 夏井 和夫(明大) 3 T.D.ポリン
4 真野 克宏(トヨタ) 0 T 2 4 D.B.リチャードソン
5 小原 隆一(明大) 0 G 2 5 W.A.ガーン
C6 土屋 俊明(八幡) 0 PG 2 6 C.R.ウィルソン
7 須藤  孝(日大) 0 DG 0 7 J.F.オゴマン
8 松重 正明(三井化学) 8 M.ヒューズ
9 山本 昌三郎(早大) 0 T 1 9 J.H.ドウズ
10 新井 大済(早大) 0 G 0 C10 R.M.ツース
11 麻生 純三(福岡ク) 2 PG 0 11 R.フェルプス
12 寺西  博(明大) 0 DG 0 12 A.G.R.シール
13 松岡 晴夫(九電) 13 J.M.ボッツ
14 宮井 国夫(明大) 12 17 14 D.B.ヒル
15 佐藤 英彦(八幡) 15 A.ガール
得点:PG麻生、松岡

 花園で行われた最終戦には、何としても一矢報いようと戦った日本代表だったが、むなしく返り討ちとなった。「試合開始前には小雨がぱらついたりしたが、久しぶりの国際試合とあってスタンドは万余の観衆でぎっしりと埋まった。(中略)この日は両軍合わせて29の反則が示すように川田レフリーの笛はしゅん烈きわまるものだった。だからゲームは中断また中断で幾分興味を欠いた点が惜しまれた。(中略)ついにノートライに終った。この日の日本バックスの拙攻はこれまでの全日本として3試合で見せた最悪の出来だったろう」(『機関誌』Vol.5-3号、永井肇)。前半11分、ドーズ43ヤード[当時はヤード表示]のPGを決めて先制、24分ドーズが中央にトライ、ゴール。直後の25分にフェルプスが抜けてヒルがトライ、ゴール。30分にドーズPGで0−16とした。日本は後半21分松岡、24分麻生がPGを決めて6−16と迫ったが、豪州は30分ウイルソンがトライ、19−6でノーサイドとなった。