テストNo.28 第2回アジア大会(タイ)決勝

昭和45年(1970)1月18日 バンコク

日本代表 42-11 タイ代表

第2回アジア大会に連続優勝

No.63★28 第2回アジア大会(タイ)決勝
1970年1月18日 G:バンコク R:アナタ・ブーンスパ(タイ) KO 18:30
日本代表 42 11 タイ代表
1 川崎 守央(近鉄) 22 3 1 ソムサク
2 後川 光夫(早大OB) 20 8 2 スラデット
3 下薗 征昭(八幡) 3 バン
4 小笠原 博(近鉄) 3 T 0 4 デビットソン
5 寺井 敏雄(八幡) 2 G 0 5 ブラックバン
6 井澤 義明(早大) 3 PG 1 6 ジェタナコーン
7 山口 良治(京都市役所) 0 DG 0 7 アムヌエ
8 松岡  智(三菱京都) 8 ホーン
9 今里 良三(近鉄) 5 T 1 9 ビクロン
10 桂口  力(九電) 1 G 1 10 ニロジ
11 坂田 好弘(近鉄) 1 PG 1 11 アピチャート
12 水谷  眞(法大OB) 0 DG 0 12 P.ワルター
13 島崎 文治(東洋工業) 13 N.ワルター
C14 伊藤 忠幸(リコー) 12 8 14 ピャチャイ
15 萬谷 勝治(トヨタ) 15 アピラック
得点:T伊藤3、坂田2、水谷2、萬谷、G山口3、PG山口4キャプテン不明

 第2回アジア大会は日本韓国、シンガポールがグループA、タイ香港、セイロン、マレーシアがグループBに分かれて、韓国を23−9で破った日本と、12−9で香港を破ったタイが決勝に進出した。日本は地元開催で張りきるタイを42−11で振りきり2連覇を遂げた。

 この大会にレフリーとして参加した平島正登は「42−11と大勝したこの日の日本チームは実によく走り完ぺきに近い試合運びだった。大西監督も『全力を発揮できて満足している』と語っていたように、オープンプレーに終始した。尾崎、横井、藤本の諸君が負傷で欠場したが、これを埋めた両センターの好技が目立った。一方、タイ香港を破った勢いにのり、激しい闘志で日本にぶつかった」と書いている(『機関誌』Vol.19-5号)。大西監督はタイのディフェスを賞賛するとともに、韓国戦では「後味の悪い試合だった。韓国はアフタータックルとラフプレーが多くみられた」(同上)とレフリングの問題を指摘している。