テストNo.30 NZ大学選抜第3回来日第5戦

昭和45年(1970)3月15日 花園ラグビー場

日本代表 14-28 NZ大学選抜

第2テストも惜敗

No.69★30 NZ大学選抜第3回来日第5戦
1970年3月15日 G:花園ラグビー場 R:牧弥太郎 KO 14:30
日本代表 14 28 NZ大学選抜
1 川崎 守央(近鉄) 3 19 1 アラン・マクレラン
2 後川 光夫(早大OB) 11 9 2 ポール・バレット
3 下薗 征昭(八幡) 3 ケリー・マクドナルド
4 小笠原 博(近鉄) 0 T 3 4 ギャビン・コーマック
5 鎌田 勝美(近鉄) 0 G 2 5 ジョン・シャーロック
6 山口 良治(京都市役所) 1 PG 2 6 スティーブ・リーニー
7 石田 元成(電電半田) 0 DG 0 7 アレックス・マセソン
8 藤本 忠正(早大OB) 8 ピーター・ダンカン
9 今里 良三(近鉄) 3 T 3 9 ローリー・カラトー
10 桂口  力(九電) 1 G 0 10 アール・カートン
11 坂田 好弘(近鉄) 0 PG 0 11 リー・コリンズ
C12 横井  章(三菱京都) 0 DG 0 12 グラハム・ソーン
13 石山 貴志夫(朝日新聞) 13 ホワード・ジョセフ
14 伊藤 忠幸(リコー) 5 12 14 マイク・オカラハン
15 萬谷 勝治(トヨタ) C15 ジェラルド・ケンバー
交代【日】黒坂敏夫(同大)①、原進(近鉄)⑩[原が⑧、藤本が⑩へ]
得点:T坂田2、伊藤、G山口、PG山口

 NZUとの第2テストも日本の惜敗に終わった。だが、その差はわずかで確実に縮まってきている。「20点差までなら工夫と努力で勝つチャンスがある」というのは私の持論だが、得点差14点、トライ数3対6。この試合は、まさにNZUを射程距離に追いつめての惜敗だといえる。

 前半6分、日本は右中間のPGを山口が成功させ先行した。NZUは15分ケンバー、マクレラン、マセソンと見事なパスで右中間にトライ(ゴール)を決めて逆転。23分にケンバーがPG。27分にリーニーが素晴らしいスピードで左中間にトライ(ゴール)、33分PG、34分にはオカラハンが右隅にトライした。3−19とリードされた日本は後半20分、石田をフォローした伊藤が右隅に初トライ。26分には中央付近のPKから坂田が快走し左隅にトライ。ノーサイド寸前NZのパスミスを坂田が引っかけ、ケンバーに走り勝って坂田が押さえ3つめのトライをあげた。