テストNo.52 英伊遠征1976第2戦

昭和51年(1976)9月25日 マレーフィールド

日本代表 9-34 スコットランド代表

素晴らしい闘志と戦法

No.138★52 英伊遠征1976第2戦
1976年9月25日 G:マレーフィールド R:K.H.クラーク(I) KO 15:00
日本代表 9 34 スコットランド代表
C1 高田  司(トヨタ) 3 14 1 ジム・エイトケン
2 和田  透(釜石) 6 20 2 コリン・フィッシャー
3 安井 敏明(神鋼) 3 ノーマン・ペンダー
4 柴田 浩一(東京三洋) 0 T 3 4 アラン・トームス
5 寺井 敏雄(八幡) 0 G 1 5 ゴードン・ブラウン
6 井澤 義明(早大OB) 1 PG 0 6 マイク・ビガー
7 赤間 英夫(トヨタ) 0 DG 0 7 デビッド・レスリー
8 小林 一郎(釜石) 8 ウィリアム・ワトソン
9 今里 良三(近鉄) 1 T 4 9 アラン・ローソン
10 星野 繁一(早大) 1 G 2 10 ロン・ウィルソン
11 有賀  健(リコー) 0 PG 0 11 デビッド・アシュトン
12 吉田 正雄(近鉄) 0 DG 0 C12 イアン・マックギーハン
13 森  重隆(釜石) 13 キース・.ロバートソン
14 藤原  優(早大) 11 11 14 ビル・ガメル
15 田中 伸典(トヨタ) 15 アンディー・アービン
交代【日】村口和夫(釜石)⑪ 【ス】G.マッキー⑦
得点:T藤原、G田中、PG田中

 スコットランドのラグビーのメッカ、マレーフィールドラグビー場に、日本のチームが登場したのはこれが初めてである。「ゲームは前半17分、田中のPGで全日本が先制、重量差をものともせず食い下がった。しかしスコットランドは20分ガメルのトライで逆転、後半はじめまでに計4トライを奪い、24−3と引き離した。日本もよく頑張り、後半20分、右オープンから藤原がコーナーぎりぎりにトライ、難しいゴールを田中がよく決めて9−24と食い下がり観客を沸かせた。しかし後半終わり近く2トライを加えられて力つきた。(中略)ロンドンのサンデータイムズ、ザ・オブザーバー紙なども『スコットランドを手こずらした日本の物凄い闘志と戦法、スピーディな動きは素晴らしかった。ベストを尽くしゲームを盛り上げ観客を魅了した』と絶賛している。日比野コーチも『これで第3戦以降勝つメドがついた』と張り切っている」(AEP=時事)。