テストNo.55 英伊遠征1976第10戦

English 写真 機関誌
昭和51年(1976)10月21日 パドバ
日本代表 3-25 イタリア代表
一日の長があったイタリア
No.146★55 英伊遠征1976第10戦
1976年10月21日 G:パドバ R:M.ザネスコ KO 20:00
日本代表325イタリア代表
C1高田  司(トヨタ)3111アナクレート・アルティジェリ
2笹田  学(横河)0142ピエトロ・モンフェリ
3宮内 正幸(東京三洋)3アンブロジョ・ボナ
4畠山  剛(釜石)0T24ピエルイージ・カミシオーニ
5寺井 敏雄(八幡)0G05アドリアーノ・フェドリゴ
6井澤 義明(早大OB)1PG16ウンベルト・コッサーロ
7赤間 英夫(トヨタ)0DG07ナルチシオ・ツァネッラ
8小林 一郎(釜石)C8サルバトーレ・ボネッティ
9今里 良三(近鉄)0T39ジャンニ・フランチェシーニ
10松尾 雄治(釜石)0G110エンニオ・ポンヅィ
11有賀  健(リコー)0PG011ニーノ・ロッシ
12吉田 正雄(近鉄) 0DG012フィオレンツォ・プレッサーノ
13森  重隆(釜石)13ルイージ・フランチェスカート
14藤原  優(早大)10914マンリーコ・マルケット
15植山 信幸(横河)15ロッコ・カリジュリ
交代【イ】E.マンニ⑨
得点:PG植山

 日本イタリアの初めてのテストマッチは、ベニスに程近いパドバ郊外のペトラルカラグビー場で、ナイトゲームで行われた。20時キックオフ、アフターマッチファンクションは24時を超えて延々と続くという得がたい経験をした。日本はFWが強力なイタリアチームに健闘したが、植山の1PGに終わり、5トライを許して敗れた。「平均20kg以上も上回る相手に全日本フィフティーンは、あらん限りの力を投入して戦う姿は、見るものの胸を打つに余りあるものがあったし、これ以上の戦いを要求しても無理であった。“実力差”を認識させられた最終戦であった。斎藤監督談『世界と当たってみて日本の実力がはっきりわかった。イタリアがこれほど強いとは思わなかった。全精根傾けて敗れたのだから、実力の差としか言いようがない。日本はやはり百年の大計を立てて抜本的改善を断行しない限り、世界Aクラスを破るのは無理だろう』」(ラグマガ、首藤光春特派員)。