テストNo.63 イングランド代表第2回来日第4戦

昭和54年(1979)5月20日 国立競技場

日本代表 18-38 イングランド代表

松尾3トライ 後半イングランドと互角の勝負

No.161★63 イングランド代表第2回来日第4戦
1979年5月20日 G:国立競技場 R:C.ノーリング(W) KO 13:45
日本代表 18 38 イングランド代表
1 仲山  健(三菱京都) 0 23 1 ジョン・ダブルデイ
2 和田  透(釜石) 18 15 2 ピーター・ウイラー
3 洞口 孝治(釜石) 3 ゲーリー・ピアース
4 畠山  剛(釜石クラブ) 0 T 4 C4 ビル・ビューモント
5 袋館 龍太郎(東芝府中) 0 G 2 5 ジョン・バトラー
6 豊山 京一(博報堂) 0 PG 1 6 ナイジェル・ボンフリー
7 石塚 武生(リコー) 0 DG 0 7 マイク・ラフター
8 小林 一郎(釜石) 8 ジョン・スコット
9 上田 昭夫(トヨタ) 4 T 2 9 イアン・ペック
10 松尾 雄治(釜石) 1 G 2 10 ヒュー・デービス
11 氏野 博隆(東京三洋) 0 PG 1 11 マイク・スレメン
12 南川 洋一郎(八幡) 0 DG 0 12 アラン・マクミラン
13 矢島 鉄朗(トヨタ) 13 ポール・ダッジ
C14 森  重隆(釜石) 7 11 14 ジョン・カールトン
15 谷藤 尚之(釜石) 15 アレステア・ヒグネル
交代【日】笹田学(横河)②
得点:T松尾3、南川、G松尾

 日本は立ち上がりの悪さが敗因だった。第1テストの苦戦からイングランドは攻め方を変えてきた。FWが突進して日本の陣形を崩してからBKに展開する。前半はとくにボールを支配し続けることに意識を集中して、日本に攻めるチャンスを与えない。日本は前半無得点に終わり、9分にCTBダッジにトライを許したのを皮切りに4T、2G、1PGの猛攻を受け23点のリードを許した。このままではまた大敗につながってしまう。日本の選手が開き直って攻撃したのと、大量リードでやや攻撃の鋭さが止まったイングランド。後半11分に松尾がインターセプトしてトライ(ゴール)、イングランドに2T、2G、1PGを追加されたが、反撃の手を緩めず、35分松尾、37分スクラムから展開し1カン[第1センターがおとりになってFBが入るサインプレー]で谷藤が抜け南川がトライ、39分にFW、BK一体となった攻撃から松尾がトライし、合計4トライを奪って面目を保った。