昭和55年(1980)10月4日 ヒルフェルスム
10点差守れず
No.167★66 フランス・オランダ遠征1980第1戦 | ||||||
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1980年10月4日 G:イルベルサム R:フラングー(F) KO 15:00 | ||||||
日本代表 | 13 | - | 15 | オランダ代表 | ||
1 | 石山 次郎(釜石) | 13 | 前 | 3 | 1 | R.Besun |
2 | 藤田 剛(明大) | 0 | 後 | 12 | 2 | G.Van Del Born |
3 | 仲山 健(三菱京都) | 3 | C.Zwitser | |||
4 | 川地 光(九電) | 2 | T | 0 | 4 | C.Jacobs |
5 | 袋館 龍太郎(東芝府中) | 1 | G | 0 | 5 | A.Michel |
6 | 伊藤 隆(リコー) | 1 | PG | 1 | 6 | B.Kasteel |
7 | 石塚 武生(リコー) | 0 | DG | 0 | 7 | F.DuquesNoy |
8 | 瀬下 和夫(明大) | 8 | H.Vermeulen | |||
9 | 松本 純也(山梨教員) | 0 | T | 1 | 9 | J.Schaap |
10 | 及川 紳一(東芝府中) | 0 | G | 1 | 10 | C.Koemans |
11 | 氏野 博隆(東京三洋) | 0 | PG | 2 | 11 | M.Van Deel Loos |
12 | 南川 洋一郎(八幡) | 0 | DG | 0 | 12 | J.Duding |
C13 | 森 重隆(釜石) | 13 | D.Altink | |||
14 | 藤原 優(丸紅) | 12 | 反 | 8 | 14 | J.Van Altena |
15 | 戸嶋 秀夫(秋田市役所) | 15 | K.Huysman | |||
交代【日】豊山京一(博報堂)④キャプテン不明 | ||||||
得点:T森、藤原、G及川、PG及川 |
日本は遠征の初戦で惜しい星を落とした。テストマッチではミスが命取りになる。もちろんオランダも強豪であり簡単に勝てる相手ではないのだが、この試合に限っていえばまったくもったいない負け方をしたものだ。日本は前半及川のPGで先制、藤原のトライでリードを広げた。オランダはカスティールがPG、日本はすぐ37分に森がトライ(及川G)。後半はオランダのカスティールがPG、16分ミッシェルのトライ(ゴール)で12−13と1点差に迫り、23分カスティールがPGを決めて逆転した。日本は29分に及川、36分に戸嶋がPGに失敗した。相手がくれた逆転のチャンスを2度も失敗したのでは勝てない。おまけに最後に得たPKのチャンスで、主将の森がタッチキックを命じてノーサイドの笛が鳴り、「勝った!」と飛び上がった、というエピソード付きだ。森が脳震盪(しんとう)を起こしていて、スコアを間違えていたというのだ。笑えない話だが、本人が言うのだから間違いない。