テストNo.71 カナダ代表第4回来日(BC代表を含む)第4戦

昭和57年(1982)4月11日 花園ラグビー場

日本代表 24-18 カナダ代表

予言どおり快勝

No.184★71 カナダ代表第4回来日(BC代表を含む)第4戦
1982年4月11日 G:花園ラグビー場 R:D.バーネット(I) KO 14:00
日本代表 24 18 カナダ代表
1 石山 次郎(釜石) 12 9 1 ギャリー・デュークロウ
2 井上 雅浩(サントリー) 12 9 2 チャーリー・マクラクラン
3 洞口 孝治(釜石) 3 ロン・マッキンズ
4 林  敏之(神鋼) 1 T 1 4 ロー・ハインソン
5 千田 美智仁(釜石) 1 G 1 5 ハンス・ドグディ
6 伊藤  隆(リコー) 2 PG 1 6 ジョン・フィラン
C7 石塚 武生(リコー) 0 DG 0 7 ミッチェル・ウィリアムズ
8 瀬下 和夫(秋田市役所) 8 ドン・カーソン
9 松本 純也(山梨教員) 2 T 1 9 イアン・マックミラン
10 松尾 雄治(釜石) 2 G 1 10 ギャリィ・ヒラヤマ
11 戸嶋 秀夫(東芝府中) 0 PG 1 C11 スペンス・マクタビッシュ
12 金谷 福身(日新製鋼) 0 DG 0 12 ジム・モイズ
13 南川 洋一郎(八幡) 13 ポール・モナハン
14 本城 和彦(早大) 19 18 14 ジェミー・ホーンソーン
15 谷藤 尚之(釜石) 15 マーク・ワイアット
交代【日】仲山健(三菱京都)① 【カ】リューク②、ジョーンズ⑧
得点:T林、戸嶋、金谷、G本城3、PG本城2

 監督の私にとってカナダ戦は、ぶざまな結果を残した1976年の遠征のリベンジだった。

「開始1分、いきなりカナダに左オープンプレーからトライを奪われながら4分、9分と本城の2PGで同点。20分には林が相手パスミスをついて右中間に逆転トライをあげ、後半7分にはスピード豊かなオープン攻撃で金谷がトライ。32分には戸嶋がダメ押しのトライを右中間へ。『どうしても勝たなければいけない試合。20−12で勝つ』試合前こういい切った日比野監督。予想は終了間際にカナダにトライを返され24−18に狂ったとはいえ、表情はくずれっぱなしだ。最終戦(18日)は再びテストマッチ。『勝って反省できるというのはうれしい。相手ミスに乗じたトライが二つあったが、次の試合は攻めて、堂々としたトライを三つあげ、相手を一つ以下に抑える』。日比野監督は一段と声を張り上げた」(朝日、片山孝典)。試合後の気持ちの昂ぶりが、声を張り上げたという印象を与えたのだろう。