テストNo.78 オックスフォード第3回・ケンブリッジ大学第4回帯同来日第10戦

昭和58年(1983)9月25日 国立競技場

日本代表 10-15 オ・ケ大学連合○

オ・ケ大連合を猛追 トライ数は上回る

No.206★78 オックスフォード第3回・ケンブリッジ大学第4回帯同来日第10戦
1983年9月25日 G:国立競技場 R:R.クイッテットン(E) KO 13:30
日本代表 10 15 オ・ケ大連合
1 石山 次郎(釜石) 4 12 1 ジョン・キングストン(ケ)
2 藤田  剛(日新製鋼) 6 3 2 ジョン・ウェブスター(オ)
3 洞口 孝治(釜石) 3 デーブ・ブッシュ(ケ)
4 大八木 淳史(同大) 1 T 1 4 トニー・ロジャース(ケ)
5 川地 光二(日新製鋼) 0 G 1 5 マーチン・ガーガン(オ)
6 川地  光(九電) 0 PG 2 6 ニック・ベネット(ケ)
7 高田 健造(明大) 0 DG 0 7 ジェリー・マクリン(ケ)
8 千田 美智仁(釜石) 8 ジョン・エリソン(ケ)
9 小西 義光(サントリー) 1 T 0 9 ジョン・カレン(ケ)
C10 松尾 雄治(釜石) 1 G 0 10 スチュアート・バーンズ(オ)
11 戸嶋 秀夫(東芝府中) 0 PG 1 C11 マーク・ベイリー(ケ)
12 小林 日出夫(明大) 0 DG 0 12 ヒュー・デービス(ケ)
13 金谷 福身(日新製鋼) 13 フィル・クロー(オ)
14 本城 和彦(サントリー) 13 7 14 サイモン・スミス(ケ)
15 谷藤 尚之(釜石) 15 ヒューゴ・マクニール(オ)
交代【日】石塚武生(リコー)⑦ 【オ・ケ】デーブ・ミルズ(オ)①
得点:T千田、戸嶋、G本城

 日本は勝てる試合を落とした。あいにくの雨中戦となりボールがすべり、イングランド代表SOバーンズのキックとランニングに苦しめられた。「必勝の願いは達せられなかったが、試合後の日本代表のロッカールームは明るい雰囲気。オ・ケ大連合の倍もの反則を取られて、三本のPGを許し、点数の上ではこれが明暗を分けた。しかし、トライ数では2−1。『敗戦の中で希望の持てるゲームだった』とは、日比野監督の弁だ。期待された好ゲームも、前半の終わりごろからの土砂降りの雨ですっかり台なしに。日本の細かい技が、この雨で封じられた。おまけにスタンドからは分かりにくい英人レフリーの反則の笛で、日本の攻撃はそのつど中断されるパターン。(中略)日本は後半二十分過ぎから5点差を追って反撃に転じ、再三ゴール前で攻め立てた。その一連の攻撃の中でSO松尾が右から左に変わり、ノーマークになったその一瞬に落球したのは惜しい」(朝日、遠藤靖夫)。