テストNo.83 アメリカ代表第1回来日第6戦

English 写真 機関誌
昭和60年(1985)4月21日 秩父宮ラグビー場
日本代表 15-16 アメリカ代表
1点差 本城逆転PG失敗
No.225★83 アメリカ代表第1回来日第6戦
1985年4月21日 G:秩父宮ラグビー場 R:M.ファンワース(NZ) KO 15:00
日本代表1516アメリカ代表
1石山 次郎(釜石)9121フランク・フォワーズ
2藤田  剛(日新製鋼)642ジョン・エバレット
C3洞口 孝治(釜石) 3フレッド・パオリ
4林  敏之(神鋼)1T04ケビン・スウォーズ
5大八木 淳史(神鋼)1G05ウィリアム・シフレッド
6越山 昌彦(山梨教員)1PG4C6フィレット・エバレット
7河瀬 秦治(東芝府中)0DG07ブレン・ワーハースト
8千田 美智仁(釜石)8マーク・ディートン
9小西 義光(サントリー)0T19デイブ・ベイトマン
10本城 和彦(サントリー)0G010ポー・マイヤーサイク
11吉野 俊郎(サントリー)2PG011ウィリアム・ジェファーソン
12平尾 誠二(同大OB)0DG012ロイ・ヘルウ
13金谷 福身(日新製鋼)13デニス・シャナー
14大貫 慎二(サントリー)101014ケビン・ヒンギス
15谷藤 尚之(釜石)15マイク・インズ
交代【日】木村敏隆(同大)① 【ア】ニール・ブレンデル③
得点:T越山、G本城、PG本城3

 アメリカ代表(イーグルス)の初来日。「テストマッチとしての緊迫感を十分味わわせてくれた試合だったが、日本の負けはなんとしても残念でくやしい。松尾雄治引退の後を受けたSO本城が、最後に逆転PGを失敗して、男になりそこねた。彼自身ミスはいくつかあったが、意欲的にやっており、あれを決めたら褒めてやるつもりだったが……。日本の敗因はいくつかあるが、チャンスに何とかつないでいかなければならない場面で、余裕のなさか早く蹴って失敗している。逆に米国は後半1分のトライのように、ネチネチとつないでいた。米国は歴史が浅いだけに、荒けずりだが、FWがタックルされても、すぐ拾って前進していくプレーは、レベルが高い。あのパワーに、それなりのテクニックが身につけば、すえ恐ろしい。ルーマニアを筆頭とする第二グループの争いは、米国の出現により、ますますし烈になってきたといっていい」(サンスポ、観戦記、日比野弘)。