テストNo.97 NZ代表第1回来日第2戦

昭和62年(1987)10月25日 花園ラグビー場

日本代表 0-74 NZ代表

ボールが取れずにお手上げ

No.262★97 NZ代表オールブラックス第1回来日第2戦
1987年10月25日 G:花園ラグビー場 R:C.ハイ(E) KO 14:00
日本代表 0 74 NZ代表
1 八角 浩司(トヨタ) 0 20 1 ステイーブ・マクドゥウェル
2 藤田  剛(日新製鋼) 0 54 2 ショーン・フィッツパトリック
3 相沢 雅晴(リコー) 3 リチャード・ロー
C4 林  敏之(神鋼) 0 T 3 4 ブレント・アンダーソン
5 大八木 淳史(神鋼) 0 G 1 5 ギャリー・ウェットン
6 桜庭 吉彦(釜石) 0 PG 2 6 ジンザン・ブルック
7 越山 昌彦(山梨教員) 0 DG 0 7 マイク・ブリューワー
8 シナリ・ラトゥ(大東大) C8 ウェイン・シェルフォード
9 生田 久貴(三菱商事) 0 T 9 9 ブルース・ディーンズ
10 松尾 勝博(ワールド) 0 G 9 10 フラノ・ボティカ
11 沖土居 稔(サントリー) 0 PG 0 11 テリー・ライト
12 平尾 誠二(神鋼) 0 DG 0 12 ジョン・シェスター
13 朽木 英次(トヨタ) 13 バニー・マッカーヒル
14 吉野 俊郎(サントリー) 10 3 14 ジョン・カーワン
15 向井 昭吾(東芝府中) 15 ジョン・ギャラハー

 第1回のW杯を制して名実ともに世界一になったNZオールブラックスが、日本で初めてそのベールを脱いだ。日本代表はまなじりを決してぶつかったが、前半3トライに抑えて0−20で折り返したまでが精一杯。後半は完全にノックアウトされた。“ボールを取らせてもらえない”のだから試合にならなかった。「スピード、パワー、テクニックとすべてにおいて明確な力の差を見せつけたオールブラックスが、日本代表に全く試合をさせず大差の勝利を収めた。(中略)後半に入ってからは、オールブラックスが本領を発揮し、9トライ(9ゴール)をあげて、結局74−0と一方的に日本代表を下した。試合後、日比野監督は『オールブラックスには全く何もさせてもらえなかった。世界との大きな距離を痛感するだけです』と、完敗の言葉を述べていた。チームとしても、個人としても、格段の違いがあるオールブラックスの底知れぬ実力に、ため息がもれるばかりだった」(ラグマガ)。