テストNo.99 オックスフォード大学第4回来日第5戦

昭和63年(1988)10月1日 秩父宮ラグビー場

日本代表 12-23 オックスフォード大学○

オ大の理詰めの攻撃に敗れる

No.267★99 オックスフォード大学第4回来日第5戦
1988年10月1日 G:秩父宮ラグビー場 R:P.ロバートソン(S) KO 14:30
日本代表 12 23 オックスフォード大
1 永田 隆憲(九電) 0 17 1 アンドリュー・ウィリアムズ
2 広瀬  務(リコー) 12 6 2 エロル・ノーウィッツ
C3 相沢 雅晴(リコー) 3 スティファン・ウィリアムズ
4 桜庭 吉彦(釜石) 0 T 3 4 サイモン・ウェンズリー
5 大八木 淳史(神鋼) 0 G 1 5 トロイ・コーカー
6 神田 識二朗(九電) 0 PG 1 6 ダンカン・ウッド
7 宮本 勝文(三洋電機) 0 DG 0 7 マーク・イーガン
8 シナリ・ラトウ(大東大) 8 アレック・キャメロン
9 堀越 正巳(早大) 3 T 0 9 デービッド・カーク
10 平尾 誠二(神鋼) 0 G 0 10 ブライアン・スミス
11 吉田 義人(明大) 0 PG 2 C11 ルーパット・ヴェッシー
12 今駒 憲二(サントリー) 0 DG 0 12 デービッド・ポルキングホーン
13 ノフォムリ・タウモエフォラウ(三洋電機) 13 デービッド・エバンス
14 国定 精豪(トヨタ) 19 19 14 イアン・ウィリアムズ
15 向井 昭吾(東芝府中) 15 デービッド・クック
交代【日】永井雅之(日新製鋼)③ [東京三洋三洋電機に社名変更]
得点:T今駒2、大八木

 日本代表はまたも勝たなければならない試合を落とした。NZに完膚なきまでにやられた日本を再建するために、私が若手を多用したことが裏目に出た。W杯優勝チームのNZ主将、デビッド・カークの“ゲームを組み立てる”うまさの前にトライ数3対3でも完敗した。

「基本プレーに徹し、相手の弱点を見逃さない正確な判断力で日本代表を上回っていた。オ大は立ち上がりから徹底したアップ・アンド・アンダーの攻撃。前半9分、これで相手陣深く入り、ラインアウトからFWがそのままなだれ込んでトライ。続く25分、再びキックで攻め込み、ゴール前のラインアウトから右に展開。第1センターに入っていたSOスミスが、密集をすり抜けてトライを奪った。いずれもキック攻撃と密集付近にもろい日本の守りをみてとり、これに圧倒的優位に立つラインアウトを活用した見事な理詰めの攻めだった(後略)」(朝日、西山良太郎)。