テストNo.104 第2回RWCアジア太平洋地区予選(日本)第2戦

平成2年(1990)4月11日 秩父宮ラグビー場

日本代表 26-10 韓国代表

RWC本大会へ出場権獲得

No.281★104 第2回RWCアジア太平洋地区予選(日本)第2戦
1990年4月11日 G:秩父宮ラグビー場 R:G.シモンズ(W) KO 14:45
日本代表 26 10 韓国代表
1 太田  治(日本電気) 6 10 1 具 東春
2 藤田  剛(日本IBM) 20 0 2 金 享埈
3 田倉 政憲(三菱京都) 3 徐 人龍
4 大八木 淳史(神鋼) 1 T 2 4 安 炳準
5 エケロマ・ルアイウヒ(ニコニコドー) 1 G 1 5 金 広済
6 梶原 宏之(東芝府中) 0 PG 0 6 千 汶烈
7 中島 修二(日本電気) 0 DG 0 7 金 栄春
8 シナリ・ラトゥ(三洋電機) C8 金  鉉
9 堀越 正巳(早大) 3 T 0 9 鄭 胤弼
10 松尾 勝博(ワールド) 1 G 0 10 慎 昌奎
11 吉田 義人(明大) 2 PG 0 11 崔 錫済
C12 平尾 誠二(神鋼) 0 DG 0 12 徐 天悟
13 朽木 英次(トヨタ) 13 金 淵基
14 郷田  正(早大) 4 15 14 柳 湊恒
15 細川 隆弘(神鋼) 15 趙 成哲
交代【韓】李進煥⑦、崔彰烈⑪
得点:T細川2、吉田、ラトゥ、G細川2、PG細川2

 韓国の出足、気迫はすごかった。前半4分ハイパントからHO金亨埈がトライ、23分インターセプトした金淵基が80m走りきってトライ、慎昌奎Gで0−10とリードした。40分日本韓国スクラムのボールを奪い細川がトライ、ゴールも決め前半を6−10で折り返した。日本はこのトライで立ち直り、後半は日本ペース。4分PKから展開して朽木が抜いて吉田が左隅にトライして同点。14分韓国のキックを細川、吉田がカウンターアタック、平尾を好フォローしたラトウが拾ってトライ、細川がG。さらに22分、30分と細川がPGで加点。33分にもラックから連続攻撃、細川が左隅にトライを決めて26−10で韓国を振りきった。

「私自身、韓国に敗れた経験がありこわさは身をもって知っている。前半はそのまずいパターンが出て、イヤな感じになったが、逆転できたのは日本の地力が韓国を上回ったから。心から敬意を表し、雪辱に感謝したい」(サンスポ、日比野弘前日本代表監督)。